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当番弁護制度発足から25年

当番弁護制度発足から25年

今年、当番弁護制度が発足してから25年を迎えます。この制度は福岡県と大分県の弁護士会が全国に先駆けて、1990年に始めたものです。その後、92年に全国的に実施されるようになりました。

当番弁護制度とは

当番弁護制度は逮捕された時に、弁護士がすみやかに面会に駆けつける制度です。
当番弁護士が創設される前は、国選弁護制度はあったものの、起訴後が対象ですし、捜査段階で弁護士が付く事件は一部に限られていました。弁護士の知り合いがいる人は少ないですし、経済的理由で弁護士を頼めない場合も多いです。そういった人が捜査段階でも、弁護士に相談ができるように、当番弁護制度が設けられたのです。

この制度は1回目の面会は無料です。当番弁護士に依頼して引き続き弁護をしてもらう場合には、費用が必要です。但し一定の場合には、法テラスが弁護士費用を負担してくれる制度もあります。
当番弁護士制度は、弁護士会によるボランティアでなりたっています。初回無料分の弁護士の報酬・経費は、弁護士会の予算から支出されています。

当番弁護制度の今後

弁護士に支払われる当番弁護の報酬は低いので、かつてはあまり、やりたがる弁護士は少なかったのですが、仕事のない弁護士が増加している現在、弁護士にとっての当番弁護のニーズは高まっています。そうはいっても、当番弁護士を引き受けて、費用的に足が出てしまうケースも多くあるとの話も聞きます。
困っている人を助けるのが弁護士とはいえ、マイナス収支の仕事ばかりをするわけにもいきません。被疑者の人権保障、弁護士の生活両方の観点から、積極的な国費の投入を検討するなど、改善点は多いといえるでしょう。

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