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弁護士による出張授業

弁護士による出張授業

概要

 各弁護士会が小学生から高校生を対象に出張授業を行っています。弁護士が、学校などに出向いて裁判、いじめなどをテーマに授業を行うものです。

具体例

 東京第二弁護士会が行っているのは次のようなサービスです。出張費用は1回あたり5,000円(いじめ予防授業は無料)で、指導案や教材作成の段階から弁護士がサポートしています。
・体験!裁判員
 対象は主に中学生~高校生で、実際の刑事事件を参考にして作った脚本をもとに、弁護士らが証人尋問などを実演して収録したDVDを使います。授業では、生徒にこのDVDを裁判員の立場で見てもらった上で、「有罪か無罪か」や「どのような刑罰を科すべきか」を議論検討する模擬評議をし、意見交流を行います。最後に、弁護士が解説や講評の手伝いをします。
・いじめについて考えよう
 対象は主に小学生~中学生で、「いじめられる人も悪いのか」というテーマについて、弁護士と生徒たちとで話し合いながら考える授業です。弁護士が、現実に起きたいじめ事件の話や具体的な裁判例を挙げて、いじめの結果の深刻さなどを伝え、そのうえで、いじめを深刻化させないために「どの立場の人が」「どのようなことができるのか」などについて、生徒たちと一緒に考えていきます。
・死刑について考えよう
 対象は主に小学生~高校生で、弁護士が、死刑制度の概要(諸外国の状況、我が国における死刑判決及び死刑囚の数の推移、死刑が執行される刑場の様子など)について説明します。その後、死刑制度の存廃について存置派・廃止派にわかれ、児童・生徒で討論を行います。弁護士は必要に応じて、論点の整理や討論の進行補佐を行います。
・ルール作りをしてみよう
 対象は主に高校生で、様々な立場の人が集まる共同体での、ルール作りを体験する授業です。生徒達はまず、ある団地の中に住む様々な事情を持つ住民としてロールプレイングを行います。各自がそれぞれの立場を主張する中で、自分以外の立場の人の不満や要望は何か、現行のルールが十分に機能していない理由は何か、誰もが納得して守られるようなルールとはどのようなルールか、などを考えます。
・友達どうしのもめごとを話し合いで解決しよう
 対象は主に小学生~中学生で、調停または仲裁の疑似体験を通じて、紛争解決とは何かを学ぶ授業です。学校の児童・生徒同士の「物の貸し借り」に端を発したトラブルについて、ケンカではなく話し合いで解決するにはどうしたらいいか、当事者だけで話し合った場合と中立的な第三者が仲裁に入った場合とでどのような違いがあるのか、などをロールプレイングで体験します。

コメント

 各弁護士会の出張授業に関するページの中には、生徒からの感想を掲載しているところもあり、人権についてよくわかったなど、授業を受けた学生からの評判は概して良いようです。特に、セクハラやアルバイトなど生徒にとって身近な話題であれば、真剣に話を聞いて頂けるようです。将来、若者に人権教育をしたい、教育を通じて法曹界の人数を増やしたいと思われている方は、弁護士登録後、弁護士会の委員会活動などを通じて積極的に活動してみてはいかがでしょうか。

関連サイト

第ニ東京弁護士会 出前授業(デリバリー法律学習会)
http://niben.jp/manabu/service/
「よりよい出張授業のために」(弁護士出張授業を聞いた教員の感想)
http://www.moj.go.jp/content/000111173.pdf

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